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リバイバル急行「阿蘇」 


全てデジタル一眼レフ Nikon D7000 で撮影。

熊本デスティネーションキャンペーンの企画で走った団体臨時列車第二弾です。広島から筑豊本線経由で熊本、ということで「大畠の俯瞰で、また撮れる!!」と勢いづいて撮影に行きました。広島発熊本行の下り、博多発広島行の上り、共に2発づつの合計4発と絞りましたが、絞った甲斐のある結果になりました。



土曜日の朝に撮るので当然前入りです。2018年4月に岡山−松山でサロンカーなにわを使って運転された「瀬戸大橋開業30周年記念号」の時(この時は前日に岡山へ送り込み回送があった)のように広島へ前日に送り込みがあるかな?と思っていたのですが、今回は西日本御得意の「宮原発熊本行」で運転されたため、送り込みは撮れません。「特別なトワイライト山陽編」を撮る時にも泊まった岩国国際観光ホテルに同行N氏と宿泊。翌朝グリーンリッチホテル岩国泊のTT君と、そして大島大橋上でU君とも合流し、「阿蘇」を待ちました。



2019/09/28 10:41 神代−大畠


いやー最高ですね!!大畠俯瞰はやっぱりいい!一発目から大満足です。

ここからTT君のハンドルで、一気に九州入りです。宇部辺りで撮ろうかという案もあったのですが、「冷水峠でキッチリ撮りたいなら直行しよう」ということで九州直行です。

と思ったのですが、ドライブ中の会話でTT君の大好きな「四郎谷にでも撮りに寄る?」と冗談で話してみると、「この辺りのパーキングから撮れるそうですよ」というTT君の案により、突如富海パーキングエリアで撮影です。



2019/09/28 11:42 戸田−富海  (山陽自動車道富海パーキングエリア展望台より)  ※この写真のみPanasonic DMC-FZ200で撮影

知っている人は知っているんですね。先客2人。後からも数人来ました。

あとは本当に真っ直ぐ九州。

場所を確保して、コンビニに買出しに出たりしながら、小雨の中「阿蘇」を待ちます。


2019/09/28 16:45 筑前内野−筑前山家 (DE10 1206+1753)


まじ最高!!この写真が撮りたかった!!
Webで見つけた素敵な写真と同じ場所で、自分の手で仕留めたかった!!
その願いが叶い、大満足で宿に入りました。今日は2発だけですが、「量より質」が充分に叶えられました。


宿泊先は二日市温泉大観荘。夜には二日市の居酒屋に繰り出して談論風発でした。後ろの席でも「倶知安」とか「磐越西線」とか聞こえてきましたが(笑)


翌朝は早起きです。




2019/09/29 06:25 (水城−)太宰府信号場(−都府楼南) EF81 303 1151列車(大牟田行)




2019/09/29 06:31 (水城−)太宰府信号場(−都府楼南) ED76 1020 4093列車(鹿児島行)



2019/09/29 06:53 (水城−)太宰府信号場(−都府楼南)  2325M  大分所属Fo111編成



2019/09/29 06:57 (水城−)太宰府信号場(−都府楼南) EF81 454 臨8057列車(熊本操行)



2019/09/29 07:12 (水城−)太宰府信号場(−都府楼南) EF81 452 59列車(田代鳥貨行)


「朝練」というのにぴったりですね。一時間弱の間に下り貨物列車が4本通過する「さすが早朝」という感じです。


一旦宿に戻り朝食。朝風呂などで過ごし、10時前にチェックアウトです。


最初は千早の鉄橋で11年振りに撮ろうかと思ったのですが、現地まで近寄り辛くなってたので変更。
TT君から遠賀川のカーブを提案されたので、そこに向かうことにしました。
しかし、その前に一箇所、上りを撮れるところの記憶があったので、そこに行ってみることに。
「背景に名糖レモンティーの看板がある」ということしか覚えてなかったのですが。



2019/09/29 13:29 千鳥−福間  3232M


「レモンティーの丘」だと思ったら、「アイスクリームの丘」に変わっていました。

これより線路側に先客2名がいたのでこれが精一杯。
これより左に振ると、左に家のアンテナ他が入ってきます。

TT君は「ここでいいですよ。」と言うので、遠賀川まで行かず、ここ千鳥−福間で撮ることになりました。
TT君は線路寄りの斜面で構えます。そっちのほうがいいかな…




2019/09/29 14:06 千鳥−福間 EF81 303 1152列車(北九州タ行)


ということで、看板の写らない線路側に移動。せっかく「レモンティーの丘、初訪問記念」として看板を入れたかったのですが。広角で曇り空の白い空を画面に大きく入れるのもなんだなと思ったからでもあります。とはいえ晴れていたらここは午後だと逆光になるので「阿蘇」向きではなくなってしまうのだけれども。線路寄りは線路寄りで望遠で圧縮するので背景のマンション群が目立ってきます。
なんと今朝見送った303号機が大牟田から帰ってきました。




2019/09/29 15:40 千鳥−福間 (DE101206+1638)


博多発車時刻の14時を回ると周囲がざわつき始めます。なんとまだ竹下にいるとのこと。どうも車両不具合があったみたいで出発の目処がたっていないようです。
そのうちなんとか61分遅れで博多を出発したとの情報が。どうも機関車故障のようです。


そうしてやってきた「阿蘇」はなんと背合重連!!2010年に運転されたブルトレ「九州一周号」で行われた「DD51を想定しての背合重連」を思い出します。昨日ショートヘッド先頭重連だった機関車が機回ししたら、ロングノーズ先頭重連で来るのが通常なわけで、重連次位の1638号機がピンチヒッターとして叩き起こされたということでしょう。事実下りで重連次位を務めた1753号機はこの後運用に就くことなく10月5日から小倉工場に入場となってます。竹下で直せない重症だったいうことでしょうかね?


61分遅れで千鳥を通過した「阿蘇」ですが、このままの遅れで行くと次の撮影地で撮影していると山口宇部から日航最終便を予約しているTT君が間に合わない可能性が。しかたなく空港連絡バスのバス停で無念の分割となりました。私は、全日空&スタフラの山口宇部最終便を予約しているN氏とU君に、「18:32に周防灘PAからの山口宇部空港連絡バスに間に合う時間まで粘るのはどうか?その時間を過ぎると私も岩国にレンタカーを返す期限に間に合わなくなる。」と提案。N氏とU君はそれに乗りました。
さて、どれくらいの遅れになるのか?
門司出発時点では一気に41分遅れまで縮めましたが。



2019/09/29 ○○:○○ ○○−○○



2019/09/29 ○○:○○ ○○−○○




やっぱりココいいね!!カン付きの編成写真撮るには最高の場所ですよ!
空港連絡バスのバス停で無念の分割となってしまったTT君にも来て欲しかった場所です。

想定よりは随分と早い通過で、下関も機関車交換だけですぐに出発した模様です。

このあと2人を山口宇部空港まで送り、岩国に無事レンタカーを返して終了となりました。
リアルタイム検索で調べてみると、博多出発場面で61分遅れだった「阿蘇」は、広島到着場面で数分遅れまで回復したそう。「特急阿蘇だ」という書き込みも見られたほど頑張ったようです。



こうして「阿蘇」は往復合計4発。しかもEF65区間上下1発づつ、DE10区間上下1発づつと綺麗に絞りました。
絞った結果も個人的には大成功で、本当に「量より質」を具現化することになりました。